塗装会社がHP制作で知っておくべき費用の全体像を、依頼先タイプ別に徹底比較します。大手制作会社・中小制作会社・フリーランス・テンプレート型それぞれの料金相場、費用内訳、追加機能の費用、さらに補助金を活用して制作費を抑える方法まで、2026年最新の情報をもとに解説。「ホームページを作りたいが、いくらかかるか分からない」という塗装会社の経営者に向けた実践的なガイドです。
SECTION 01
制作会社タイプ別の費用相場
塗装会社がホームページを制作する際、まず知っておきたいのが「誰に頼むかで費用が大きく変わる」という事実です。依頼先は大きく4つのタイプに分かれ、それぞれ料金相場も特徴も異なります。自社の予算や目的に合った依頼先を選ぶことが、費用対効果の高いHP制作の第一歩です。
大手制作会社:50〜150万円
社員数50名以上の大規模な制作会社に依頼するケースです。ディレクター・デザイナー・コーダー・ライターなど、各分野の専門スタッフがチームで制作を担当するため、デザイン品質やコーディング品質は安定して高いレベルが期待できます。大手ならではの制作実績の豊富さも安心材料になるでしょう。
ただし、人件費が多くかかる分、費用は最も高くなります。また、担当者が業界に詳しくないケースもあり、「塗装業ならではの見せ方」を一から説明する必要が出てくることがあります。さらに、制作期間も3〜6ヶ月と長めになる傾向があり、修正対応にも時間がかかることが少なくありません。
中小制作会社:30〜80万円
社員数5〜30名程度の中規模な制作会社です。大手と比べて費用を抑えつつ、一定以上のクオリティを担保できるバランスの良い選択肢です。ディレクターとデザイナーが同一人物だったり、少人数精鋭で回している会社が多いため、コミュニケーションがスムーズなのも利点です。
注意点としては、会社によって得意分野が異なること。建設業や塗装業のHP制作実績がある会社を選べば、業界特有のコンテンツ構成(施工事例の見せ方、見積りフォームの導線など)を熟知しているため、打ち合わせの回数が減り、結果的にコストも抑えられます。制作期間は2〜4ヶ月が目安です。
フリーランス:15〜30万円
個人で活動するWebデザイナーやエンジニアに依頼するケースです。会社組織の間接コスト(家賃・管理部門の人件費など)がかからないため、同じ品質のサイトを制作会社の半額以下で制作できることも珍しくありません。依頼者と制作者が直接やり取りするため、意思疎通も早いです。
デメリットとしては、個人の力量差が大きいこと。実績のあるフリーランスなら大手制作会社と遜色ないクオリティを出せますが、経験が浅い場合は品質にばらつきがあります。依頼前に必ずポートフォリオ(過去の制作実績)を確認し、自社のイメージに合うかどうかを判断しましょう。制作期間は1〜2ヶ月が一般的です。
テンプレート型(Wix・Jimdoなど):5〜10万円
テンプレートを使って自分で作る、あるいは設定代行を依頼するパターンです。費用は最も安く抑えられます。「まずはホームページを持ちたい」「予算が限られている」という場合には有力な選択肢です。
しかし、テンプレート型にはデメリットもあります。デザインの自由度が低く、他の塗装会社と見た目が似通ってしまうため、差別化が困難です。また、SEO対策に限界がある、読み込み速度が遅くなりやすい、独自機能の追加が難しいといった制約もあります。「名刺代わりのホームページ」としては十分ですが、問い合わせを積極的に獲得したい場合は力不足になる可能性があります。
SECTION 02
ホームページ制作費用の内訳
「ホームページ制作費○○万円」と一口に言っても、その内訳はさまざまな項目で構成されています。見積もりを比較する際に重要なのは、総額だけでなく「何が含まれていて、何が含まれていないか」を確認することです。ここでは、塗装会社のHP制作で発生する主な費用項目を解説します。
デザイン費:10〜40万円
サイト全体のビジュアルデザインを制作する費用です。トップページのデザインと、下層ページ(会社概要、施工事例一覧、お問い合わせなど)のデザインに分かれます。トップページは最も目を引くページなので、費用もここに集中します。一般的にトップページのデザインが5〜15万円、下層ページが1ページあたり2〜5万円が相場です。
コーディング費:10〜30万円
デザインをHTML/CSSなどのコードに変換し、実際にブラウザで表示できる状態にする費用です。レスポンシブ対応(スマホ・タブレット対応)が含まれるかどうかで費用が変わります。2026年現在、塗装業のHPへのアクセスの約7割がスマートフォンからなので、レスポンシブ対応は必須です。WordPressなどのCMS組み込みが含まれる場合は、さらに5〜15万円が加算されます。
写真撮影費:3〜10万円
プロのカメラマンに施工現場や会社の外観・スタッフ写真などを撮影してもらう費用です。塗装業のホームページにおいて、写真の品質は問い合わせ率に直結します。施工事例のBefore-After写真、職人さんの作業風景、代表者のポートレートなど、プロの撮影があるとサイト全体の信頼感が大幅に向上します。費用を抑えたい場合は自社で撮影することも可能ですが、最低限の撮影指導(構図やライティング)を制作会社からもらうことをお勧めします。
原稿作成費:3〜8万円
サイトに掲載するテキストをライターが執筆する費用です。自社で原稿を用意できる場合は不要ですが、「何を書けばいいか分からない」「文章を書くのが苦手」という場合は、プロのライターに依頼するのが得策です。塗装業に詳しいライターであれば、専門用語を噛み砕いて一般消費者に伝わる文章を書いてくれます。SEOを意識したキーワード配置も任せられるため、検索順位の向上にも貢献します。
サーバー・ドメイン費:年間1〜3万円
ホームページを公開するためのサーバー(レンタルサーバー)と、URLに使うドメイン(例:tosou-example.com)の費用です。これは初期費用ではなく毎年発生するランニングコストです。レンタルサーバーが月額1,000〜2,000円程度、ドメインが年額1,000〜3,000円程度が相場です。SSL証明書(https化)は無料で提供しているサーバーがほとんどですが、別途費用がかかる場合もあるため確認しましょう。
保守・運用費:月額5,000〜3万円
サイト公開後の保守管理にかかる費用です。WordPressのバージョンアップ、プラグインの更新、セキュリティ対策、バックアップ、軽微な修正対応などが含まれます。保守契約を結ばずに自分で管理する方法もありますが、セキュリティリスクや技術的なトラブルに対処できる知識が必要です。「作って終わり」ではなく、継続的な運用コストがかかることを事前に把握しておくことが大切です。
SECTION 03
塗装会社のHP制作で追加検討すべき機能
基本的なホームページに加えて、塗装会社ならではの「あると問い合わせが増える機能」があります。すべてを最初から実装する必要はありませんが、予算に余裕があれば検討したい機能と、その追加費用の目安を紹介します。
施工事例ギャラリー:5〜15万円
塗装業のホームページにおいて、施工事例は最も重要なコンテンツです。Before-After写真をスライダーで比較できるギャラリーや、エリア・塗料・建物タイプで絞り込めるフィルター機能があると、訪問者が自分の条件に合った事例を見つけやすくなります。CMSと連動させれば、施工完了ごとに自社で事例を追加できるようになり、サイトが「育つ」仕組みを作れます。事例が増えるほどSEO効果も高まるため、長期的に見て最も費用対効果の高い投資と言えます。
見積りフォーム(詳細版):3〜8万円
基本的なお問い合わせフォームに加えて、建物の種類・築年数・塗装面積・希望の塗料などを選択できるステップ形式のフォームを設置する費用です。お客様が情報を入力する過程で、「ここに頼めば具体的に話が進みそうだ」という信頼感が生まれます。また、事前に情報が揃っているため、初回のヒアリングがスムーズになり、成約までのリードタイムが短縮できるメリットもあります。
Googleマップ連携:1〜3万円
会社所在地のGoogleマップ埋め込みに加えて、対応エリアをマップ上で視覚的に表示する機能です。「○○市・△△市・□□区を中心に対応」とテキストで書くだけでなく、地図上に対応エリアを色分け表示すると、訪問者が一目で自分のエリアが対象かどうかを判断できます。地域密着型の塗装会社にとって、対応エリアの明確化は信頼性の向上に直結します。
ブログ・お知らせ機能:3〜10万円
施工レポートやお役立ち情報を定期的に発信できるブログ機能です。WordPressで構築する場合は標準機能として含まれることが多いですが、STUDIOやWixなどノーコードツールの場合は別途カスタマイズが必要になるケースもあります。ブログ記事はSEO対策として非常に有効で、「○○市 外壁塗装 費用」「シリコン塗料 耐用年数」など、お客様が検索しそうなキーワードで記事を書くことで、検索流入を増やせます。
SECTION 04
補助金・助成金を活用して費用を抑える方法
ホームページ制作は決して安い投資ではありません。しかし、国や自治体の補助金・助成金を活用すれば、制作費用の最大2/3〜3/4を補助してもらえる場合があります。塗装会社が活用しやすい主な補助金を紹介します。
IT導入補助金(デジタル化基盤導入枠)
中小企業・小規模事業者のIT導入を支援する国の補助金です。ホームページ制作も「ITツールの導入」として補助対象になるケースがあります。補助率は1/2〜2/3、補助上限額は最大350万円(枠によって異なる)。申請にはIT導入支援事業者(制作会社がこの登録を受けている必要があります)を通じて行う必要があるため、見積もり依頼の段階で「IT導入補助金に対応していますか?」と確認しましょう。
注意点として、IT導入補助金は「単なるホームページ制作」だけでは申請が通りにくいケースがあります。予約管理システムや顧客管理機能など、業務効率化に繋がるIT機能と組み合わせて申請すると採択率が上がります。施工事例の管理システムや見積り自動計算機能などが「業務効率化」の根拠になります。
小規模事業者持続化補助金
従業員20名以下(商業・サービス業は5名以下)の小規模事業者が利用できる補助金です。販路開拓のための経費が対象で、ホームページ制作費用も「広報費」として申請できます。補助率は2/3、補助上限額は通常枠50万円、特別枠で最大200万円です。
この補助金のメリットは、申請手続きが比較的シンプルなこと。商工会議所や商工会のサポートを受けながら事業計画書を作成できます。塗装会社の場合、「ホームページを活用して元請け依存から脱却し、直接受注を増やす」という事業計画は採択される可能性が高いテーマです。ただし、募集期間が限られているため、スケジュールの確認が必要です。
SECTION 05
依頼先の選び方と失敗しないポイント
費用相場を理解したうえで、最後に重要なのが「どこに依頼するか」の判断基準です。費用が安いから良い、高いから安心、というわけではありません。以下の5つのポイントを押さえて、自社に合った依頼先を見つけてください。
1. 同業種(塗装業・建設業)の制作実績があるか。塗装業のHPには独特のコンテンツ構成があります。施工事例の見せ方、見積りフォームの設計、対応エリアの表示、使用塗料の紹介など、業界を理解している制作者なら「こうした方がいい」と提案してくれます。ゼロから説明する手間が省けるだけでなく、結果的にクオリティの高いサイトが出来上がります。
2. 見積書の内訳が明確か。「ホームページ制作一式 ○○万円」という見積もりは要注意です。何が含まれていて、何がオプション(追加費用)なのかが分かりません。前述の費用内訳を参考に、デザイン・コーディング・写真撮影・原稿作成・サーバー・保守がそれぞれいくらなのか、明記されている見積書を出してくれる会社を選びましょう。
3. 制作後のサポート体制が整っているか。ホームページは「作って終わり」ではなく、公開後の運用が本番です。施工事例の追加、お知らせの更新、アクセス解析に基づく改善――こうした継続的なサポートがあるかどうかは、HPの成果に直結します。保守プランの内容と費用を事前に確認しておきましょう。
4. コミュニケーションが取りやすいか。制作期間中は何度もやり取りが発生します。連絡の頻度、返信の速さ、説明の分かりやすさなどは、初回のヒアリング時点で判断できます。「専門用語ばかりで何を言っているか分からない」と感じたら、その制作者との相性は良くないかもしれません。
5. 複数の見積もりを比較する。最低でも2〜3社から見積もりを取りましょう。費用だけでなく、提案内容・制作期間・サポート体制を総合的に比較することが大切です。極端に安い見積もりは「何かが抜けている」可能性があり、極端に高い見積もりは「不要な機能が含まれている」可能性があります。相場感を持ったうえで判断することが、失敗を防ぐ最善策です。
HAKUSOの料金について
ホームページ制作:30万円〜(5〜8ページ構成、レスポンシブ対応、SEO内部対策込み)
LP(ランディングページ)制作:15万円〜(1ページ完結型、問い合わせフォーム付き)
サイト保守・月額運用:月額2万円〜(更新代行、セキュリティ対策、アクセス解析レポート)
代表の白倉は塗料メーカーで4年半の営業経験を持ち、塗装業界の課題を深く理解しています。大手制作会社と同等のクオリティを、フリーランスならではの適正価格でご提供します。補助金申請のサポートも対応可能です。
塗装会社のHP制作費用、まずはお見積もりから
「うちの場合、いくらくらいかかるの?」――具体的な費用は、ご要望をお伺いしたうえで最適なプランをご提案します。初回相談・お見積もりは無料です。お気軽にお問い合わせください。
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白倉 幹久(Mikihisa Shirakura)
塗料メーカーで4年半の営業経験を経て、2025年11月にHAKUSOを開業。塗装業・建設業のWeb集客に強い個人Web制作事務所を運営。
2026年2月28日 公開